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CleverPDFのPDF→Word変換を無料版で実測レビュー|表は満点、広告と縦書きが弱点【2026年7月版】

無料のCleverPDFに同じ日本語PDF3枚(表組み請求書・画像混在・縦書き)を変換させて実測。表組みは8項目全達成の100点で編集できるWord表として出力された。総合89点で8サービス中3位。ただし操作数回に1回の全画面広告と、縦書きのフォント置換が弱点。無料枠と料金もまとめた。

検証日: 公開: 最終更新:

CleverPDF のPDF→Word変換は、当サイトのPDF変換実測比較(2026年7月・8サービス)で総合スコア89点・3位だった。登録不要・無料のまま、日本語PDF3枚すべてを変換できた。

最大の強みは表組みの100点。明細も集計も編集できるWordの表(w:tbl) として出力され、8項目のチェックをすべて達成した。

一方で操作数回に1回の頻度で全画面広告が表示され、操作が中断される。この記事では、どこまで無料のCleverPDFで足りるかを実測データでまとめる。

実測結果

自作の日本語PDF3枚(表組み請求書・画像混在の案内文・縦書き随筆)を変換し、変換後のWordファイルを項目別チェックリストと照合して採点した。検証日は2026年7月18日、利用規約に配慮して運営者がブラウザで手動実行している(このため処理時間は未計測)。

項目実測値
レイアウト再現① 表組み請求書100点(8項目すべて達成)
レイアウト再現② 画像混在文書88点
レイアウト再現③ 縦書き文書79点
総合スコア(3枚の平均)89点

首位のiLovePDF・Smallpdf(ともに93点)との差は、画像混在文書の減点分だ。同点89点にPDF24 ToolsとSejdaがいるが、中身は大きく違う(後述)。

表組み: 8項目全達成の満点

明細4行と小計・消費税・合計が、8行×4列のWord表としてそのまま再現された。数値・行対応の欠落はゼロで、文字の再現度もほぼ完璧(誤り率0.3%)だった。

画像混在: 順序・数値は正確だが、図が本文に重なる

段落の順序、日付・料金などの数値、ロゴ画像の配置はすべて達成。会場配置図の中の文字(受付・ステージなど)もテキストとして抽出できた

減点は2箇所。配置図の白背景が直前の本文1行の大部分を覆い隠す重なりが発生し、箇条書きはWordのリスト構造にならずビュレットが図形として貼り付く

縦書き: 見た目は読めるが、テキスト再利用は実質不可

Wordで開くと右→左の縦書きとして正しく通読でき、縦中横の「24」も「24時間」として読めた。文字の欠落もゼロで、79点は今回の検証での最高タイ(iLovePDF・Smallpdf・PDF24 Tools・Sejdaと同点)だ。

ただし文書データ上は行の順序が完全に逆転しており、テキストを抽出すると読み順が崩れる(線形抽出の誤り率82.7%)。コピー・検索などの再利用は実質できない

さらにフォントが中国語フォント「宋体」に置換され、句読点も縦書き用の字形(︑︒)のまま出力される。見た目の違和感と検索性の低下につながるため、縦書きの実用変換にはすすめられない。

無料枠の限界

今回の検証で観測した無料版の挙動は次のとおり。

  • 3枚とも制限に当たらず無料枠内で完走した
  • 登録不要で、日本語UIもある。出力形式はDocx/Docから選べる
  • 公式の案内では、オンライン版は1ファイル20MBまで、アップロードしたファイルは30分後に自動削除される
  • ただし操作数回に1回の頻度で全画面広告(Windows用拡張機能のダウンロード誘導モーダル等)が表示され、操作が中断される

つまり「数枚を無料で、編集できる形に変換したい」用途なら十分実用になる。広告の煩わしさを許容できるかが分かれ目だ。

料金

  • 無料(オンライン版): 登録不要。1ファイル20MBまで、ファイルは30分後に自動削除
  • 有料: デスクトップ版の買い切りが用意されている(価格はストアページ参照)

月額サブスクではなく買い切りのデスクトップ版という構成は、iLovePDF(Premium)・Smallpdf(Pro)の月額有料プランとは対照的だ。有料版の価格は変動する可能性があるため、購入前に公式ストアページで確認してほしい。

代替ツール

同じ日本語PDF3枚で実測した代替候補は次のとおり。

  • iLovePDF — 総合93点で同点1位。表組み100・画像混在100で、3枚とも無料枠内で完走した。広告による中断を避けたいならまずこちら
  • Smallpdf — 同じく総合93点。品質はiLovePDFと並ぶが、無料は2ファイルのダウンロードで制限に達した(3枚目は翌日の待ち時間解除後に取得)。急ぎの1〜2枚向き
  • PDF24 Tools — 同点89点で制限表示なしだが、出力は固定位置の文字枠で編集にはほぼ向かない。見た目そのままの閲覧用ならあり

8サービスの総合スコア・無料枠・出力の編集しやすさを並べた比較表は、ハブ記事の無料PDF→Word変換の実測比較【2026年7月版】にまとめている。

よくある質問

CleverPDFは本当に無料で使えますか?
登録不要・無料で使えます。今回の実測(2026年7月18日)では日本語PDF3枚とも無料枠内で変換できました。公式の案内ではオンライン版は1ファイル20MBまでで、アップロードしたファイルは30分後に自動削除されます。ただし操作数回に1回の頻度で全画面広告が表示されました。
CleverPDFで変換した表はWordで編集できますか?
できます。今回の実測では請求書の明細・集計が8行×4列のWordの表(w:tbl)として出力され、8項目のチェックをすべて達成しました。同点89点のSejda・PDF24 Toolsは固定位置の文字枠で編集がほぼできないため、編集目的ならCleverPDFが優位です。
縦書きのPDFもきれいに変換できますか?
見た目は右から左の縦書きとして通読でき、79点は今回の検証での最高タイでした。ただし文書データ上は行順序が逆転していてコピー・検索は実質できず、フォントも中国語フォント「宋体」に置換されます。縦書きの実用変換にはすすめられません。
広告はどのくらい出ますか?
今回の実測では、操作数回に1回の頻度でWindows用拡張機能のダウンロード誘導モーダルなどの全画面広告が表示され、操作が中断されました。今回の実測では3枚とも変換自体は正常に完了しましたが、誤クリックには注意してください。

→ 他のツールとの比較は 実測ベンチマーク で確認できます。