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NewOCRを実測レビュー|完全無料・回数無制限だが表の読み取りに致命的な弱点【2026年7月版】

NewOCRの日本語精度を実測。長文は文字誤り率0.4%と高精度で完全無料・登録不要・回数無制限だが、請求書の表では明細行が丸ごと欠落した。使い方と注意点をスクショ付きで解説。

検証日: 公開: 最終更新:

NewOCR は登録不要・完全無料で使えるOCR(画像から文字を読み取るツール)だ。同じ日本語文書3枚を投入した実測では、長文記事の文字誤り率(CER)0.4%・案内文1.2%と、通常の文書は今回検証した中でも最高水準の精度だった。

一方で、表組みの請求書では明細行3行がエラー表示もなく丸ごと消えた。総合スコアは100点満点中73点

「表のない文書専用」と割り切れば、回数無制限という無料枠の広さは他にない強みになる。

実測結果

検証日は2026年7月9日。自作の日本語文書3枚(案内文・請求書・長文記事)を投入し、正解テキストと機械照合して文字誤り率(CER)を算出した。

テスト文書文字誤り率(CER)スコア
精度① 案内文(ゴシック体)1.2%98点
精度② 請求書(表組み)49.6%1点
精度③ 長文記事(明朝体)0.4%99点

結果は極端な二面性を見せた。案内文と長文記事はほぼ完璧で、改行や段落も原文どおりに保持された。

処理も速く、アップロードからOCR完了まで1枚あたり平均5秒

ところが請求書は別物だった。表の明細行3行(品名・数量・単価・金額)が出力から丸ごと欠落し、冒頭には「2 三圭 <」というゴミ文字が混入。

CERは49.6%、スコアは1点まで落ちた。結果は表構造を持たないプレーンテキストで返るため、表のレイアウト再現も期待できない。

NewOCR | 検証① 案内文 検証: 2026年7月9日
NewOCR | 検証② 請求書 検証: 2026年7月9日
NewOCR | 検証③ 長文記事 検証: 2026年7月9日

画像はクリックで拡大できます

無料枠

NewOCR完全無料で、有料プラン自体が存在しない。実測で確認できた条件は次のとおり。

  • 登録不要。メールアドレスの入力もなく、開いてすぐ使える
  • 回数無制限。検証中に回数制限や警告の表示は一度も確認できなかった
  • 公式サイトもアップロード無制限を明示している

「無料枠を使い切ったら課金」という設計のツールが多い中、枚数を気にせず使えるのは明確な強み。大量の文書をまとめて処理したい場合の候補になる。

注意点

表の明細行が「エラーも出ずに」丸ごと消える

最も注意すべき点はこれだ。請求書の実測では明細行3行が出力されなかったが、処理自体は正常に完了し、エラーも警告も一切表示されなかった

出力テキストだけを見ると、欠落に気づく手がかりがない。読めなかったのではなく「静かに消えた」ため、原本と突き合わせない限り欠落を見逃す

そのほかの実測で気づいた点

  • 広告が多い。ページ内にGoogle広告が多く、結果テキストエリアの直上にも大型広告が挿入される。結果と広告を見間違えないよう注意
  • 言語を毎回選ぶ必要がある。言語は自動判定されず、既定のEnglishのまま実行すると日本語は読めない。毎回手動でJapaneseに切り替える
  • UIは英語のみ。日本語表示はないが、操作自体は後述の4ステップだけなので迷わない

使い方

操作は4ステップで終わる。

  1. トップページの「ファイルを選択」で画像をアップロードする
  2. 「Preview」を押して画像を読み込む
  3. 言語選択ボックスで既定の English を Japanese に切り替える(検索欄に「jap」と打つと早い)
  4. 「OCR」を押す。数秒でテキストエリアに結果が表示される

結果の下には Download・Google Translate・Edit Online のボタンがあり、テキストの保存や翻訳への受け渡しもここからできる。

代替ツール

表を含む書類を読みたいなら、NewOCR ではなく次の2つを検討したい。

  • OnlineOCR.net今回の実測で唯一、表の請求書をまともに読めたツール。無料枠は登録不要で5ファイル/時と少なめだが、精度優先ならこちら
  • OCR.space — 処理が速く、きれいな活字なら実用レベル。急ぎで1枚だけ読みたいときに

3ツールを同じ日本語文書で比較したスコア表とスクショは、ハブ記事「無料OCRツール3つを同じ日本語文書で実測比較」にまとめている。

よくある質問

NewOCRは本当に無料ですか?回数制限はありますか?
完全無料で有料プランはありません。登録も不要です。2026年7月9日の検証中、回数制限や警告の表示は一度も確認できませんでした。
NewOCRで日本語は読み取れますか?
読み取れます。実測では長文記事の文字誤り率0.4%、案内文1.2%と高精度でした。ただし言語は自動判定されないため、毎回手動でJapaneseを選ぶ必要があります。
請求書や表のある書類には使えますか?
おすすめしません。実測では表の明細行3行がエラー表示もなく丸ごと欠落し、文字誤り率は49.6%まで悪化しました。表つき書類はOnlineOCR.netの方が確実です。
この検証結果はいつのものですか?
2026年7月9日の実測です。毎月同じ文書で再検証し、この記事を更新します。

→ 他のツールとの比較は 実測ベンチマーク で確認できます。